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マンション建設・失敗しないために押さえておくべきトラブル

ここでは、マンション建設で、起きがちなトラブル、とりわけ周辺住民との間に起こりがちな事例を対処法とともにご紹介していきたいと思います。

賃貸向けのマンション建設に限らず、中高層の建築物を建設するにあたっては、近隣住民と建築主との間に、(程度の差はケースバイケースですが)トラブルや揉め事といったことがほぼ確実に起こると言っても過言ではありません。

そもそも、建築基準法や建築に関する法令といったものをキチンとクリアしていれば、近隣住民の意見に関係なく、マンション建設は行えます。だからと言って、近隣住民の声を無視して建設を強行するのはあまり得策ではありません。

民事上の紛争として揉めると、その後の賃貸経営にも大きく差し障りが出てきます。近隣住民と後々揉め事が起こらないよう、できるだけ早めに話し合いの場を設けることが大切です。

その際には、双方が自己主張だけを押し付けるのではなく、お互いの立場を尊重し、妥協点をどこに設置するかといった交渉が重要になっていきます。そうした交渉の例を以下にご紹介しますので、参考にしてみてください。

例1:建物からの視線が気になるのでなんとかしてほしい

→南側の窓に目隠しをしてしまうと、入居者の日照権が損なわれてしまいます。例えば、バルコニーの腰壁を高くする、日差しは入るが外は見えない型板ガラスを設置する、隣接住宅との間にフェンスや植栽を配置するといった交渉が現実的です。

例2:日照権のため建物の階数を少なくして欲しい

→建物の階数を減らすことは物件の収益性を大きく左右するため、建築主サイドとしてはなかなか承服できることではありません。例えば、階高を各階できるだけつめて建物の高さを縮める、建物の位置を境界線からなるべくずらすといったことで交渉するのが賢明です。

例3:階段や廊下、機器類の騒音をなんとかしてほしい 

→例えば階段や廊下には防音性の床シートを施工する、機器類のある場所には防音パネルを設置するといった対応で理解を得るようにしてください。

この例の他にも、例えば駐車場やゴミ収集場の設置位置や防音・臭気対策、ベランダからの落下物対策、建物からの雨水対策などが交渉の項目として挙げられています。こうした問題が起きた場合には、あくまで片方が主張をゴリ押しするのではなく、双方が納得できる解決策の落としどころを話し合うことが大切です。

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