このページでは、賃貸管理会社の仕組みについてまとめています。
一口に賃貸管理会社と言っても、メインとしている業務内容によって大きく2つのタイプに分けられます。
一つは物件管理がメインの元付業者、もう一つが入居者募集がメインの客付業者です。物件管理がメインの業者は、文字通り建物の管理がメインで、入居者募集など空室リスク対策にはあまり強くありません。
空室で悩んでいるオーナーにとって、入居者募集がメインの客付業者の力が、収益を左右する大きな要因となるわけです。
客付業者は、多彩な広告ツールを活用して入居者の募集活動を行ってくれます。しかし、こうした客付業者に集客を丸投げしてしまうのは、あまり得策とは言えません。
自分の物件がどのように広告されているかをチェックし、その魅力を余すことなく伝えられるよう調整を図るのも、オーナーの大切な仕事なのです。
なかなか空室が埋まらないのには、必ず理由があります。空室がある物件の多くは、大抵何の問題もありません。しかしその一方で、何の特長もないのが、入居者が入らない原因となっていることが多いようです。
つまり入居希望者と不動産会社(客付業者)の双方から、その他大勢の物件であると認識されてしまうというわけです。
内見をする際、特徴のない不動産をまず見せ、その後に魅力のある不動産を見せる、というような慣習が客付業者にはあります。この魅力のない物件に分類されてしまうと、成約する確率もがくっと下がってしまいます。
客付業者は、数重視で営業していることが多いです。少数を明確にターゲティングして広告を打つのではなく、広く浅く入居者を募ります。このため、本当は何か魅力がある物件でも、多数派が魅力的と感じられない場合はそうした柔軟なアピールは中々してもらえません。
オーナーは、浅い情報でも物件の魅力が伝わるよう工夫をお願いするか、自分でも集客を図っていく必要があります。
最近はインターネットを活用した、人件費のかからない賃貸広告ツールも増えてきています。オーナーが自ら動いても、小さな労力で大きな成果を手にすることが出来る時代です。業者に頼りきりにせず、自らも積極的に動いて空室対策に努めてみてください。